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◆墓地の役目 霊星が宇宙空間に遊泳していることとなったときは、墓地の役目は、単に「死体（遺骨）」を埋葬するためだけの「空間」と言うことになろう。 いわゆる霊園（霊苑）とか、納骨堂とか、あるいは無縁塚と言う概念は、そもそも存在しなくなるかも知れない。 埋葬地から発信された信号としての故人の言葉（電磁波）は、既に天空のそれぞれの「My星たる霊星」へ集積され、万全に保護保管されている。整然と管理されている霊星からの「恩頼（みたまのふゆ。＝神恩）」は、遺族達後進の乞いに応じて、適宜、電磁波となって地上へ送られてくるであろう。 即ち、死体がどこに埋葬されようとも、換言すれば、世代が幾代経ようとも、遺族達が地球上の方々へ離散しようとも、目当ての霊星は、正確に捉えられるのである。 ◇参照サイト：恩頼 |